音カルタは、通常の文字や絵札を使ったカルタとは異なり、「耳で聴いた音」を手がかりにして、該当する絵カードを探し出し、取るという遊び形式の活動です。
動物の鳴き声、乗り物の走行音、楽器の音、身の回りの音(電話の音や拍手など)が収録された音声アプリや音源。



その音に対応したイラストや文字が描かれたカルタカード。
進め方を解説します。
1. 床やテーブルの上に、たくさんのイラストカードを広げて並べます。




2. 指導者がスマートフォンなどの音源から「何の音?」クイズとして、ひとつの音を再生します。
3. 子どもたちは耳を澄ませて音が何を表しているのかを推測します。
4. 答えとなるイラストのカードを素早く見つけてタッチし、カードを獲得します。




2. 音カルタを療育に使う意義
音カルタの活動は、単なる遊びやゲームの枠を超えて、子どもの発達を促す多くの重要な療育的意義を持っています。
聴覚的注意力と集中力の向上
周りの音に気を取られず、目の前の「音」に意識を集中させ、耳からの情報を聞き漏らさないように注意を向ける力を養います。
聴覚認知(聴覚的分化)の促進
聞こえてきた音が何であるかを脳内で正しく識別・理解し、記憶や視覚情報(カードの絵)と結びつける力を高めます。
視覚と聴覚の協応動作
「耳で聴いた情報」を瞬時に頭の中で処理し、広がったカードの中から「目で探して手で取る」という一連の目と耳と手の協応動作(感覚統合)を促します。
他者とのルール共有と社会性(ソーシャルスキルの育成)
「よく聞いてから動く」「お友達と譲り合う」「順番を守る」といった集団ルールを意識しながら遊ぶことで、遊びを通じたコミュニケーションや協調性が育まれます。
活動のねらいや対象のお子様の発達段階に合わせて、カードの枚数や音の難易度を調整しながら取り組むと、より効果的です。