6階の療育施設では、子どもたちの創造力と集中力が光る「蝶々のステンドグラス風飾り」の製作を行いました。


🦋製作の様子:イキイキとした創作のプロセス
最初にスタッフが、色とりどりの花紙(黄色、赤、ピンク、青)をハサミで丁寧に切り抜き、四角いパーツを作成しておきました。
お子さん達は、蝶々の形をした透明なフィルムの上に、切った花紙を一枚ずつ貼り付けていきます。



「ここは何色にしようかな?」と色の重なりを楽しみながら、形にしていきます。
仕上げに、もう一枚の枠をぴったりと重ね合わせれば完成!
窓辺の光にかざすと、重なり合った花紙がステンドグラスのように美しく透き通り、子どもたちの瞳もキラキラと輝いていました。「わあ、きれい!」「本物みたい!」と、光の魔法が生み出す美しさに、達成感あふれる笑顔が弾けたひとときとなりました。






🦋この製作によるメリット(微細運動と発達への効果)
今回のステンドグラス風の蝶々の製作には、お子さんの成長を促す多くのメリットがあります。
- 巧緻性(手先の器用さ)の向上
- 薄い花紙を指先でつまむ、枠に合わせて貼るといった一連の動作が、手先の細かなコントロール力を養う微細運動になります。
- 色彩感覚と創造力の発達
- 「青と黄色を重ねると緑に見えるかな?」といった、色の透過や混色を視覚的に体験することで、豊かな感性が育まれます。
- 集中力と達成感の獲得
- 「枠からはみ出さないように」と集中して取り組むプロセスを経て、完成した作品を光にかざすという目に見える成果が得られるため、自信に繋がります。
- 空間認識能力の向上
- 2枚の枠をズレないように合わせる作業は、図形を捉える力や空間を認識する力のトレーニングになります。
窓辺で羽ばたく蝶々たちは、子どもたちが一生懸命に取り組んだ努力の結晶。光を浴びて輝く作品を見るたびに、創作の楽しさを思い出させてくれます。



ステンドグラス(Stained Glass)という名前は、英語の言葉の成り立ちに由来しています。

🦋言葉の由来
「ステンドグラス」は、英語の “stained”(ステインド)と “glass”(グラス)を組み合わせた言葉です。
- Stained:「着色された」「染まった」「汚れがついた」という意味。
- 動詞の「stain(ステイン)」は、もともと「色をつける」「染める」という意味があります。
- Glass:「ガラス」。
つまり、直訳すると「色を染められたガラス」という意味になります。 - なぜ「染める」という表現なのか
一般的な窓ガラスは透明ですが、ステンドグラスは製造過程で金属酸化物を混ぜたり、表面に顔料を焼き付けたりすることで、ガラス自体に色を定着させます。この「ガラスの組織の中に色が浸透している状態」を「染まっている(stained)」と表現したのが始まりです。
🦋ステンドグラスの豆知識
- 歴史的背景:古代ローマ時代から存在していましたが、中世ヨーロッパの教会で「文字が読めない人々への聖書」としての役割(聖書の内容を絵で伝える)を果たすようになり、大きく発展しました。
- 色の秘密:混ぜる金属の種類によって色が変わります。例えば、金を混ぜると鮮やかな赤に、銅を混ぜると緑や青になります。
- カテドラルガラス:教会の大きな窓に使われるものは、光を美しく拡散させるために、あえて表面に凹凸をつけて作られることもあります。
光が差し込むことで初めて完成する芸術、というのがステンドグラスの大きな魅力ですね。