橿原市昆虫館の館内は、昆虫の歴史や生体、不思議な生態を五感で楽しめるように、大きくいくつかのゾーンや展示室に分かれています。館内の様子や見どころを詳しくご紹介します。
1. 標本展示・歴史ゾーン(標本展示室 / 太古の昆虫ゾーン)
太古の生物と化石
地球の成り立ちとともに昆虫の進化をたどるエリアで、見事に保存された昆虫の化石などが展示されています。




圧倒的な標本コレクション
世界中の珍しい甲虫や美しいチョウ、巨大な昆虫などの標本がぎっしり並んでいます。写真にあったハチの巣の構造比較のように、昆虫が作る「構造物」にスポットを当てた学び深い展示もあります。



2. 生体展示ゾーン(新館・生体展示室)
「ステキなゴキブリ天国」コーナー
世界のゴキブリたちが生き生きと飼育展示されています。マダガスカルオオゴキブリやドミノゴキブリなど、一般的な「害虫」のイメージを覆す色鮮やかな種や個性的な種をじっくり観察・触れ合い体験ができます。




ナナフシの部屋
ケージ越しではなく、展示スペース内に放されたヤエヤマトガリナナフシなどを目の前で観察できる独特の展示です。植物に擬態する巧みな姿を探す楽しさがあります。
カブトムシ・クワガタムシ
写真8枚目のヘラクレスオオカブトなど、子どもから大人まで大人気の世界の大型甲虫が生体展示されています。




3. 放蝶温室(琉球列島の自然を再現)
1,000匹以上の蝶が舞う大温室
写真3・5枚目のように、独特の曲面ガラスで覆われた温室の中は常時暖かく、沖縄や奄美など琉球列島の花々や植物が茂っています。
間近で観察できる生態
白と黒の斑点が特徴的な日本最大のチョウ「オオゴマダラ」(写真1)や、ツマベニチョウなどが舞っています。蜜を吸う姿はもちろん、金の蛹(写真7)や葉の裏の卵・幼虫など、蝶の生涯(完全変態)を目の前で見ることができるのも大きな特徴です。






4. 特別展示・解説パネル・フォトスポット
親しみやすい解説パネル
(ヒメカマキリとサツマヒメカマキリの違い)や(カマキリとゴキブリの共通点)のように、手書き風の親しみやすいデザインと分かりやすい文章で「昆虫のなるほど!」を伝えてくれます。



おもしろフォトスポット
「オオムラサキ イモムシベンチ」のように、国チョウであるオオムラサキの幼虫(顔が可愛いと評判です)の形をしたベンチなど、記念撮影にぴったりのスポットが随所に用意されています。








5. 情報コーナー・水生の生き物
昆虫だけでなく、身近な川や池にすむ魚やカメ、イモリなどの水生生物(写真7後方の水槽など)も展示されており、地域の自然環境についても合わせて学ぶことができます。







全体的に「見るだけ」にとどまらず、「触る・探す・質問する」という体験型のアプローチが徹底されており、スタッフの方の解説を含め、昆虫好き
はもちろん、普段あまり昆虫に馴染みがない方でも一気に引き込まれる工夫が詰まった空間となっています。


みつばち児童ファームでは教科書や図鑑で知るだけでなく、実際に手にとり、見て触れて観察しながら、一人ひとりの興味の幅を広げています。