大阪万博(日本国際博覧会)は、2025年4月13日から10月13日までの184日間、大阪の夢洲で開催される国際博覧会です。
6月14日土曜日、みつばちもこの機会を逃すことなく万博に足を運びました。
ここで、最初に『脈々(ミャクミャク)』が『万博』のキャラクターなになった所以について調べてみました。
『万博』と『脈々(ミャクミャク)』との関係性をみれば、理念やテーマが見えてきます。


キャラクター名「ミャクミャク」に込められた意味
「ミャクミャク」は、「脈々と受け継がれるもの」という意味から名付けられているそうで、命・文化・技術・歴史などが世代を超えて連綿と続いていく様子を表現しています。
大阪万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と直結しているようです。
- 命のつながり(=「脈」)
- 持続可能性・未来への継承
- 社会・文明の進化
「いのち」や「未来」に対する深い哲学的意味をもった存在で、その存在そのものが、大阪・関西万博のメッセージの凝縮体と言えますね。よく考えられています。
「脈」は、血管の中を血液が流れる際に生じる拍動を指します。この拍動は、意識していなくても絶えず続いています。
この「絶え間なく続く拍動」というイメージが転じて、物事が途切れることなく連綿と続く様子を表すようになりました。
つまり、心臓の鼓動や血管の脈拍が途切れることなく続いているように、有るものが延々と受け継がれていく状態を「脈々」と表現するようになり、その意味合いから『ミャクミャク』がキャラクターになったようです。
『ミャクミャク』の目は非常にユニークですよね。笑
- 赤い「球体」が連なったような体 → 細胞や血液の循環、命の連なりを象徴
- 青い液体のような部分 → 水、知識、技術、生命の源泉を表現
- 多眼 → 多様な視点・可能性の象徴
この姿は、「変幻自在に姿を変える」存在として、未来の可能性や人類の進化を象徴しています。
『ミャクミャク』と『万博』の関係性がよく理解できました。
🏢いよいよパビリオンのご紹介をします。
今日は、パビリオン5ヶ所を観る事ができましたが、まず最初にフランスのパビリオンの紹介をします。

順を追って紹介していきますね。
フランスパビリオンは、「愛の讃歌(Hymne à l’amour)」をテーマに、人と人、自然、未来をつなぐ新たなビジョンを提案しています。このテーマは、日本の「赤い糸の伝説」にも通じる「見えない絆」を象徴し、自己、他者、自然への愛を通じて未来を描くことを目指しています。
🏛 建築と理念
劇場のカーテンのようなベールで包まれた神秘的な外観が特徴で、来場者を「美の劇場」へと誘います。内部は、フランスの美意識や哲学を建築、芸術、食、職人技で表現し、五感で「愛」を感じる体験を提供します。
🎨 主な展示と体験
1. ルイ・ヴィトン(LVMH)
- 展示内容:84個のトランクが並ぶライブラリー空間で、日本の職人技への敬意を表現し、アーティスト真鍋大度氏による映像作品『The Geode of Trunks』が幻想的な体験から提供されていました。








2. ディオール(Dior)
- 展示内容:「バー」ジャケットを中心に、3Dプリントで再構築された香水ボトルや白いトワルによるインスタレーションが展開されます。吉岡徳仁氏や高木由利子氏の作品、妹島和世氏による「レディ ディオール」が空間を彩ります




3. ショーメ(Chaumet)
- 展示内容:自然を称えるエキシビションが独自に創出され、フランスの卓越した美術工芸と現代のラグジュアリーが融合した展示が行われます。





4. その他の展示
- 展示内容:セリーヌ(Celine)、AXA、CEAなどによる月替わりの企画展示が予定されており、SDGs、自然、エネルギー、未来社会といったテーマに、フランスの感性と哲学が織り込まれています。
🌿 自然との共生と体験
展示の最後には、樹齢千年を超えるオリーブなど長寿の樹を配した庭園が広がり、自然との共生やサステナビリティを体感できます。また、パビリオン内には本格ベーカリーやビストロ、ワインバーが併設され、本場フランスの食文化も気軽に味わうことができます。

フランスパビリオンは、芸術、テクノロジー、ファッションが一体となった空間で、「愛」を五感で感じる体験を提供しています。フランスの美意識や哲学を体感し、未来へのビジョンを共に描く場として、感動を与えることでしょう。
次は、『いのちめぐる冒険』河森正治氏のパビリオンの紹介をします。
世界各国から人・モノ・情報が集まることで、多様な文化や技術に触れる機会を提供します。