今日は「パラコード」を使って組紐づくりに挑戦しました。
配色も考え、自分で選んだ紐で美しい「キーチェーン」を編み上げていきました。
細かい作業で、苦戦するかと思いきや、手に取って教えていくと、ことのほか、次々と編み上げていき、最後まで諦めることなく、仕上げる事が出来ていました。一年生や低学年が多かったのですが、出来栄えも素晴らしい物でした。
日頃、どんなことでも、前向きに取り組む姿勢が成果として現れた瞬間でした。スタッフとして、とっても嬉しく感激しました。
紐の始末と金具を取り付けて完成しました。
2本目もやってみたいと希望するお友達もでてきました。「お母さんに上げたい!」、「お父さんに使ってもらいたい!」等、お子さんなりに自分の思いを伝えていました。
パラコートは、多目的で使いやすい素材です。
その美しい色合いや耐久性、そして創造性を刺激する可能性から、様々な作品を作るのに適しています。
ブレスレット、ペット用品、そしてアウトドア用品などのアイテムにも適しています。
また、編み方や結び方を工夫することで、さまざまなデザインや機能性を持った作品に仕上げることもできます。
アクセサリーやギアを作ることが楽しみな人にとっては、パラコードは素晴らしい素材と言えるでしょう。
発達障がいのお子さんがパラコードで組紐づくりをするメリットについて調べてみました。
- 集中力と焦点の向上:組紐づくりは、手作業を必要とする活動であり、細かい作業をすることが必要です。このような活動は、子供の集中力や注意力を向上させるのに役立ちます。特に、発達障がいを持つ子供は、集中力や焦点を維持することが難しい場合がありますが、組紐づくりを通じて、これらのスキルを向上させることができます。
- 手先の発達とモータースキルの向上:パラコードを組むことは、細かな動作や手先の調整が必要とされるため、子供の手先の発達やモータースキルの向上に役立ちます。特に、パラコードを組む際には、編み方や結び方など、複雑な手の動きが求められるため、手の巧緻性やコーディネーションが向上するでしょう。
- 感覚統合の改善:発達障がいを持つ子供の多くは、感覚統合に関する問題を抱えています。組紐づくりは、視覚的な情報(色やパターン)、触覚的な情報(素材の感触)、運動的な情報(手の動きや力の調整)など、さまざまな感覚を同時に刺激する活動です。これにより、感覚統合の改善要素があります。
- ストレスの軽減:組紐づくりは、リラックスやストレスの軽減にも役立ちます。手作業をすることで、子供はリラックスし、自己表現や創造性を発揮することができます。また、完成した作品を見ることで、達成感や自信を得ることができるでしょう。
これらの効果を通じて、発達障がいを持つお子さんがパラコードで組紐づくりをすることは、発達や精神的な健康にポジティブな影響を与えることが期待されます。