空間認識能力とは、物の位置、形状、大きさ、方向や位置関係を正確に認識する能力です。
空間の中で、人や物がどのような状態にあるかを正しく理解できる力で、知能検査の問題にも出題されるほど、子どもの成長においては重要な力です。
空間認識能力が弱い、空間把握能力が低い人の特徴を説明します。また、特徴によりどういった困難が生じやすいのか代表的なものを4つ挙げます。
- 文字の読み書きが難しい
空間認識力が弱いと、目から入ってきた情報を処理して空間の全体的なイメージを掴むことが苦手になります。そのため、文字の形を正確に記憶・再生することが難しく、文字の読み書きが困難です。
2.地図や図形の理解が難しい
目の前にはない物を頭の中で正確にイメージしたり、全体像を捉えたりすることが苦手です。そのため、地図を見て自分の位置や進む方向を理解することや算数で図形問題を解くことなどが困難です。
日常生活で迷子になることは珍しくありません。また工作が苦手、料理の際に野菜の切り方がわからないなどの生活面での困り事にもつながります。
3.スポーツ全般の能力アップが難しい
4.片付け・整理が難しい
どれも学校、家庭、運動、遊びなど日常のあらゆる場面で支障をきたすもので、子ども達の生活の中ではさまざまな困り事につながっています。
お子さんの成長に欠かせない空間認識能力ですが、何もしないで勝手に身に付く力ではなく、机に向かって勉強をすることで身に付く力でもありません。子ども自身が、日常の遊びや家庭でのお手伝い、アウトドアなどの経験の中で実体験を通して身につけていく力です。
子ども達の中には、この空間認識能力が生まれつき弱いお子さんもいらっしゃいます。(ネットを一部参照)
みつばち児童ファームではこの空間認知力を高める為に様々な療育を提供しています。