みつばち児童ファームの運動フロアに、元気な掛け声と軽やかな足音が響き渡ります。この日の主役は「跳び箱」。
低学年のお子さんたちは、自分たちの背丈に近いカラフルな跳び箱に全力で向かっていきます。一歩一歩踏みしめるごとに高まる期待感。跳び箱にパッと手を突き、ポーンと向こう側へ飛び出した瞬間の誇らしげな表情は、小さなヒーローのようです。



一方、3年生以上のお子さんたちは、積み上げられた大きな跳び箱を前にしても、その瞳に迷いはありません。助走から踏み切りまでの力強いリズム、そして空中でフワリと舞うようなダイナミックな跳躍。着地した瞬間に見せる達成感に満ちた笑顔は、これまで積み重ねてきた自信を感じさせます。


















「次はもっと高く!」「次はもっと綺麗に!」
失敗を恐れず、何度も果敢に挑戦するその姿。跳び箱を飛び越えるたびに、お子さんたちは身体の強さだけでなく、一歩踏み出す「心の勇気」も一緒に大きく育てているようです。

✴️知っておきたい「跳び箱」の歴史
跳び箱が日本でこれほど親しまれるようになったのには、意外な歴史があります。
- 始まりはヨーロッパから
跳び箱のルーツは、18世紀後半から19世紀にかけてドイツやスウェーデンで発達した「体操」にあります。もともとは乗馬の練習のために、木製の馬(木馬)を飛び越える訓練が始まりだったと言われています。 - 明治時代に日本へ上陸
日本に跳び箱が入ってきたのは明治時代のことです。
1878年(明治11年)に設立された「体操伝習所」という機関で、アメリカ人教師のリーランドらが伝えたスウェーデン体操の一部として紹介されました。 - 学校教育への定着
戦後、1947年(昭和22年)に制定された「学習指導要領」において、跳び箱は器械運動の代表的な種目として正式に位置づけられました。
4. 名前の由来
木馬のような形から、当時は「跳馬(ちょうば)」と呼ばれていましたが、徐々に現在の「跳び箱」という名称が定着しました。
5. 日本独自の進化
現在のような「分割して高さを変えられる箱型」のスタイルは、体格や習熟度に合わせて段階的に練習できる日本独自の教育的配慮によって、全国の学校へ広く普及していきました。
お子さんたちが跳び箱で見せたその「前向きなエネルギー」を、さらに引き立てていけるようにスタッフも頑張っていきたいです。