療育施設では、手作りの「魚釣りゲーム」をしました。
厚紙に描かれた色とりどりの魚たち。




その口元には針金の輪っかが付いています。対する釣り竿は、磁石がついたタイプと、先をUの字(かぎ針状)に曲げた針金タイプの2種類を用意しました。
【活動の様子】
子どもたちは、自分の好きな色の竿を手に取り、いざ「海」に見立てたマットへ!


竿の先がゆらゆらと揺れるため、狙った魚の輪っかに合わせるのは至難の業です。最初は「難しい!」と苦戦する姿も見られましたが、膝を少し曲げて姿勢を低くしたり、脇を締めて竿を固定したりと、自分なりに工夫する様子が見られました。



一匹釣り上げるたびに「釣れた!」と満面の笑みがこぼれ、バケツの中で魚が増えていくたびに笑顔になり、達成感に包まれていました。


🐟魚釣りによる療育効果
この遊びには、子どもたちの発達を促す多くの重要な要素が含まれています。
- 目と手の協応(ビジョントレーニング)
「動く竿の先」と「止まっている魚の輪」を同時に目で捉え、手の動きをコントロールする練習になります。これは文字を書いたり、ボタンを留めたりする日常生活の動作に繋がります。 - 集中力と静止能力
竿を安定させるためには、呼吸を整え、体幹を意識して動きを止める必要があります。遊びの中で自然と「じっとする力(抑制機能)」が養われます。 - 手先の巧緻性(こうちせい)
特に「かぎ針タイプ」の竿は、ひっかける角度を微調整する必要があるため、指先の細かな操作能力を高めます。 - 感情のコントロールと達成感
「釣りたい!」という意欲を持ちつつ、上手くいかない時も試行錯誤し、最終的に成功することで自己肯定感(自信)を育みます。
釣った魚の数を数えたり、大きい順に並べるなどを工夫すれば療育の幅がもっと広がりますね。