✴️【福笑い】「あそこ!もっと右!」みんなで作り上げるおかしな顔
今日はお正月らしく、みんなで「福笑い」に挑戦しました。




最初は「福笑いって何?」と不思議そうにしていた子どもたち。しかし、眉毛や目、鼻のパーツを準備し始めると、「あ!知ってる!」「やったことあるよ!」と、一人、また一人と興味津々で集まってきました。
今回は「おたふく」と「ひょっとこ」の2種類を用意。


トップバッターの子は、真剣な表情でお気に入りの目隠しを選びます。
「これは右の眉毛だよ」とお友達が手渡すと、「どの辺かな?ここかな…?」と手探りでパーツを置いていきます。それを見守る周りの子たちは、もう黙っていられません!
「もっと右やで!」「あかん、もっと下やって!」




そんな元気な応援(?)を受けて、次々と顔が出来上がっていきます。
目隠しを外した瞬間、「わあ!眉毛がそんなところに!」「目がつながってる〜!」と、みんな大爆笑。
上手に配置できて満足げな子もいれば、予想外の「変顔」で、そり返り笑う子もいました。
「次は僕!」「私もやりたい!」とアンコールの嵐で、お正月ならではの賑やかな笑いに包まれました。






✴️【音カルタ】耳を澄ませて…「あ!この音知ってる!」
続いて楽しんだのは、少し珍しい「音カルタ」です。
これは文字を読むのではなく、流れてくる「音」を聴いて札を取る新感覚のカルタ。犬の鳴き声やバイオリンの音色、電車の走行音など、身近なものから珍しいものまで57種類もの音色が揃っています。



この遊びの素敵なところは、「ひらがなが読めなくても全力で楽しめる」こと。小さなお子さんからお兄さん・お姉さんまで、みんなが同じ土俵で勝負できます。
カルタを広げると、みんなの表情は真剣そのもの。全神経を耳に集中させて、音が鳴るのを待ち構えます。
「ワンワン、ワンワン!」
音が響いた瞬間、「犬だ!」と一斉に手が伸びて……「パーン!」と小気味よい音が響きました。
「やったー!」「あ〜、悔しい!」と、あちこちで歓声があがります。年齢の垣根を越えて、みんなで一つの遊びに熱中できる、とても温かくエネルギッシュな時間となりました。



お正月に福笑いやカルタなどの伝統的な遊びをすることには、単なる娯楽以上の、日本ならではの「願い」や「知恵」が込められています。
それぞれの遊びに込められた意味を詳しく紐解いてみましょう。
- 福笑い(ふくわらい)
目隠しをして、おかめやひょっとこの顔を完成させる遊びです。
- 「笑う門には福来たる」の体現
出来上がった顔が滑稽であればあるほど、周りにいる家族や親戚は大笑いします。「新年を笑いで始めることで、この一年を幸せなものにしよう」という、開運・招福の願いが込められています。 - 家庭円満の象徴
江戸時代から始まったとされるこの遊びは、家族全員で笑い合うことで絆を深める「和」の象徴でもあります。
- カルタ・百人一首
読み札に合わせて絵札や取り札を取る、集中力とスピードの遊びです。
- 教養を身につける
昔は現在のように教科書が普及していなかったため、遊びを通して文字(いろは)やことわざ、有名な和歌を自然に覚えるための教育的な側面がありました。 - 「運」と「実力」を試す
一年の計は元旦にありと言われるように、お正月の勝負事で勝つことで、その年の運勢を占うという意味合いもありました。
その他の正月の遊びに込められた意味
代表的なものもあわせてご紹介します。
遊び 込められた意味
羽根つき 羽根の先に付いている「無患子(むくろじ)」という実から、「子が患(わずら)わない」=厄払い・無病息災の意味。
凧揚げ 空高く揚がるほど、願いが神様に届く。また、子供の健やかな成長を願う。
独楽(こま)回し 独楽が円滑に回ることから、「物事が円滑に回る」「お金が回る」という商売繁盛や縁起担ぎ。 - なぜ「お正月」にやるのか?
昔から日本では、お正月は「年神様(としがみさま)」という神様をお迎えする神聖な期間と考えられてきました。
家族みんなで賑やかに笑い、元気に遊ぶ姿を見せることで、神様にも喜んでもらい、「今年も一年、この家族をお守りください」と伝えるコミュニケーションでもあったのです。最近はアプリやゲームも楽しいですが、たまにはこうしたアナログな遊びで「笑い」から一年をスタートさせるのも素敵ですよね。