お正月に向けて、「みつばち児童ファーム」では、子どもたちが色とりどりの美しい手作りコマを作る活動に取り組みました。








幅1センチ、長さ30センチの細長い色画用紙を15本使用しました。




中心の回転軸には、丸い割り箸を活用しました。
子どもたちは、自分の好きな色の画用紙を慎重に選び、一本一本、端を丁寧に糊で貼り付け、長い一枚の帯状に繋げました。その長い画用紙を、心を込めてくるくると丸めていき、分厚く丸い「こま」の土台を形作っていきました。












集中して作業した結果、色鮮やかな画用紙が層になり、まるで美しい虹のようなグラデーションの美しい「こま」が完成しました。出来上がった「こま」を床で回し、そのカラフルな彩りが勢いよく混ざり合う様子に、子どもたちからは「美しいね」と嬉しそうな声が上がりました。
これで、お正月を楽しく迎える準備が整いました!

🎁 「紙製こま」づくりがもたらすメリット ✨
紙製の「こま」づくりは、単に伝統的なおもちゃを作るだけでなく、参加する子どもたちや活動全体に多岐にわたるメリットをもたらします。
- 🖐️ 手先の器用さ(巧緻性)の向上
- 集中力と精密さ: 1センチ幅の細長い画用紙を、端を合わせながら糊で丁寧に貼り合わせる作業や、ブレないように中心から均等に巻き付けていく作業は、手先の細かなコントロール(巧緻性)を養います。
- 集中力の持続: 15本もの画用紙を繋げ、最後まで巻き上げる工程は、一つの作業に集中し続ける忍耐力と持続力を育みます。
- 🧠 知育・学習面での効果
- 色彩感覚とデザイン: 複数の色(写真ではグラデーション)を組み合わせることで、色の配置やバランスを考え、子ども自身の色彩感覚やデザイン性を磨くことができます。
- 構造の理解: 「こま」が回転する「軸」の役割や、紙をしっかりと巻くことで初めてバランスよく回るようになる「遠心力」や「安定性」の基礎を遊びを通して体験的に理解できます。
- 🤝 コミュニケーションと協調性の促進
- 共同作業: 糊付けや巻き付けの作業を保護者や指導員と一緒に行うことで、自然なコミュニケーションが生まれます。
- 達成感と共有: 自分で作ったおもちゃで遊ぶという大きな達成感が得られ、友達と作った「こま」を見せ合ったり、回し比べをしたりすることで、活動後の交流が深まります。
- 💰 低コストで手軽な製作活動
- 材料の入手しやすさ: 色画用紙や割り箸、糊といった安価で身近な材料で製作できるため、準備の負担が少なく、多くの場所で手軽に導入できる工作活動です。
これらのメリットから、紙製「こま」づくりは、お正月などの伝統的な行事を楽しむだけでなく、子どもの発達を促す良質なクラフト活動として非常に有効です。