集中力を高める「魚釣りゲーム」で大盛り上がり!
みつばち児童ファームの療育施設では、みんなで楽しい魚釣りゲームを楽しみました!




スタッフさんが心を込めて作ったカラフルな魚たちには、クリップが取り付けられており、子どもたちは竿の先に付いた磁石を使って、一生懸命魚を釣り上げました。




床に広げられた青いシートの上には、新聞紙や紙コップを海の岩や石に見立てて障害物にし、その隙間をたくさんの魚たちが泳いでいます。






狙いを定め、磁石のついた竿をゆっくりと魚に近づけていく様子からは、子どもたちの高い集中力が伝わってきました。
中には大きな魚を狙う子、そっと磁石を近づける子、釣れた魚を白い箱に大事そうに入れる子など、それぞれの釣り方で真剣に取り組んでいました。



釣れた時には「やった!」と嬉しそうな声が上がり、みんなで夢中になって遊びました。
この魚釣りゲームは、手先の巧緻性や集中力を養うだけでなく、釣れた喜びを分かち合うことでコミュニケーションや達成感にも繋がる、素敵な活動になりました。
一番多く釣った数は何匹でしたか?
また、どんな魚が人気でしたか?


✴️お子さんが魚釣りをする意義やメリットは、療育や遊びの観点から様々に考えられます。
運動能力と協調性の向上
釣竿を操作して目標(魚)に合わせる動作は、手と目の協調(眼球運動と手の動きの連動)や微細運動スキル(巧緻性)を養います。
身体を静止させたり、揺れる釣り糸をコントロールしたりする力も必要となります。
集中力と根気を育む
魚が釣れるまでじっと待つことや、釣り上げる動作には集中力と根気が必要です。
特に注意欠如・多動性障害(ADHD)のお子さんにとっては、集中を持続する練習の機会となりますが、飽きさせない工夫も重要です。
達成感と満足感
魚を釣り上げることができたときに達成感や成功体験を味わうことができ、自己肯定感の向上につながります。
社会性・コミュニケーション能力の育成(集団での活動の場合)
釣りゲームなどでルールを守って遊ぶことを学ぶ機会になります。
友達や家族と協力したり、コミュニケーションを取ったりすることで、社会性を育むことができます。
興味関心の拡大
釣りを通して、魚や自然、環境など身近なものへの興味関心を広げることができます。自閉症スペクトラム障害(ASD)のお子さんの中には、特定の興味を深く追求する特性を持つ方もおり、釣りがその世界を広げるきっかけとなることもあります。
情緒の安定
自然の中で行う釣りは、リラックス効果やストレス解消効果が期待でき、メンタルヘルスにも良い影響を与える可能性があります。
これらの意義は、魚釣り「ゲーム」であっても、実際の「釣り」であっても当てはまりますが、実際の釣りでは、自然との触れ合いや生き物の扱いなど、さらに多くの学びが得られます。ただし、お子さんの特性に合わせて、難易度や環境を調整することが大切ですね。