みつばち児童ファームの療育施設では、子どもたちがオリジナルの紙袋作りに挑戦しました。


これは単に何かを作るだけでなく、完成形を想像し、それを実現するためにどうすればよいか、という思考プロセスを学ぶための素晴らしい機会です。まず、子どもたちは定規を使って慎重に線を引く作業から始めました。



紙袋を左右対称でバランスの良い形にするためには、正確な長さを測ることが重要です。
しかし、定規を使ってまっすぐな線を引いたり、指定された長さを正確に測ったりする作業は、一見簡単そうに見えても、手先の細かな動きが求められるため、子どもたちにとっては意外と難しいものです。それでも、みんな真剣な表情で、線をなぞることに集中していました。
線を引いた後は、その線に沿って紙を折り、形を整えていきます。



線が少しでもずれていると、きれいに折れなかったり、袋がゆがんでしまったりします。自分の描いた線が、少しずつ立体的な袋になっていく様子は、子どもたちにとって大きな喜びだったことでしょう。

こうして完成した紙袋には、それぞれお気に入りのキャラクターの絵や、自分で描いたイラストを貼り付けて、世界に一つだけのオリジナルデザインに仕上げました。ミニオンズやかわいいうさぎのキャラクター、個性的なイラストなど、子どもたちの豊かな発想が光る素敵な作品ばかりです。



この紙袋作りを通して、子どもたちは計画を立てて物事を進めること、細やかな作業に根気強く取り組むこと、そして何よりも、自分で何かを作り上げる楽しさを体験することができました。完成した時の達成感は、きっと彼らの自信につながったことでしょう。