みんなで「マイクラ」のまちづくり!
みんなが大好きなマインクラフトを使って、パソコンでまちづくりに挑戦しました!



最初は画面を見つめていた子どもたちも、すぐに夢中になってブロックを積み上げ始めました。あっちでは「こうやって道を繋げよう!」、こっちでは「このブロックの方がかっこいいかな?」と、楽しそうな声があちこちから聞こえてきます。






普段、集中するのが難しいと感じる子も、この日ばかりは真剣な表情。わからないことがあれば、すかさず「これどうやるの?」と質問したり、お互いに「こうすればできるよ!」と教え合ったりと、自然とコミュニケーションが生まれていました。
ただ遊んでいるように見えますが、実はこれってすごいことなんです。
自分の頭の中にあるイメージを形にして、それを言葉にして相手に伝える。マインクラフトは、子どもたちの得意なことや興味を伸ばしながら、スムーズにコミュニケーション能力を育んでくれる素晴らしいツールだと改めて感じました。




「マイクラ」での体験が、子どもたちの自信となり、これからもっともっと色々な可能性を広げてくれると信じています。これからも、子どもたちが目を輝かせて楽しめるような活動を、一緒に探していきたいですね。

マインクラフトでのまちづくりは、単なる遊びにとどまらず、将来にわたる重要なスキルを育む上で大きな意義があります。
- コミュニケーション能力と社会性の向上
集団でまちづくりを行う際、子どもたちは自然と役割分担や意見交換を行います。例えば、「私はこの建物のデザインを担当するね」「じゃあ、資材集めは僕がやるよ」といったやりとりを通じて、他者と協力する力や、自分の考えを伝える力が養われます。これは、現実世界での対人関係を築く上で不可欠なスキルです。 - 自己肯定感と自信の醸成
マインクラフトの世界では、子どもたちが自由に発想し、それを形にできます。試行錯誤を重ねて完成させた建物や街並みは、達成感と自信につながります。特に、対面でのコミュニケーションに苦手意識がある子にとって、ゲーム内での成功体験は、「自分にもできることがある」という自己肯定感を育む貴重な機会となります。 - 論理的思考力と問題解決能力
家を建てるには、どのブロックをどれだけ用意するか、どういう順序で組み立てるかといった計画性や論理的思考力が求められます。また、予期せぬトラブル(例:モンスターの襲撃)が発生した際には、どう対処するかを考えることで、問題解決能力も養われます。このような経験は、将来の学習や仕事にも役立つ実践的な思考力の基盤となります。 - 集中力と創造性の発揮
マインクラフトは、決まったゴールがないため、子どもたちは自分の興味やペースで深く没頭できます。これは、特定の課題に集中することが難しい場合がある発達障害児にとって、集中力を自然に高める良い機会となります。また、無限に広がる世界で自由にものを創り出す体験は、豊かな創造性や想像力を育みます。