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『カザマランドセル』桜井工場見学

桜井市にある『カザマランドセル』さんに工場見学に出向きました。

ショールームに足を踏み入れるなり、目に飛び込んできたのは、ようこそ「みつばち児童ファーム」さまの暖かな歓迎メッセージ! 

多忙な中に社会学習をお受けいただきました事、感謝しかありません。

有難うございます。

代表者様やスタッフの皆さんの笑顔に迎えられ、一同、少し、緊張しながらも、すぐにリラックスした雰囲気に包まれました。笑 

ピカピカの色とりどりの美しいランドセルが見事にずらりと一面に展示され、又、歴代からのランドセルまでもが、大切にケースに入れられて、懐かしいさに一目で惹きつけられるかのように、じいっと見入ってしまいました。このランドセルは、何年頃のものだろうか?と、自分達の学生時代を思い浮かべながら想像を膨らませていました。

最初に、代表の方からランドセルの歴史についてのお話がありました。

1950年に学生かばんの製造を目的に創業された後、1987年にランドセルの製造が始まったとの事。

「自分たちだけの理想のランドセル」を形にしてこられた技術の高さと志に感銘をうけます。

続いて、実際のランドセルづくりについて、どんな材料や、どれぐらいの部品を使うのか、どんな機械が使われているのか?等の説明をうけながら、質疑応答もまじえて、とてもわかりやすく、しかも、興味深く、お子さん達も真剣に耳を傾けていました。

実際に工場内部に入らせていただきますと、事前に説明を受けていた事もあり、より分かりやすく、又、最新の機械の導入をしつつも、熟練の職人さんによる手作業を重視されているところも関心をひきました。

ミシン作業は、ランドセルの最終的な縫製や、緻密で、より繊細な作業で使用され、機械だけでは表現できない「職人技」が品質を支えている。

まさしく『匠の技術』の証明がここにあります。

背ブタや背板の角部分の「ひだとり」は、生地を細かく均一に寄せ、扇形に整えながらミシン掛けをする高度な技術が必要で、美しさだけでなく、傷つきやすい角を強化したり、耐久性を高める重要な役割を担っているとの事でした。

背面とマチ側両方の「ひだとり」を行うのはカザマランドセル独自のこだわりだそうです。

又、特に負担のかかる箇所では、職人さんが一針一針手作業で補強縫いを施されていて繊細な作業に驚くばかりでした。

革の状態を見極めながら力加減を調整されているようでした。

背カンは、強化樹脂を使うことで柔軟性があり折れにくく、金具や芯材に頼らず自然に肩ベルトが立ち上がるよう設計されていました。子どもの負担を軽減し、背負いやすさを追求したカザマならではの工夫らしいです。昔のランドセルとの違いからも比較しながらみせていただきました。

又、近鉄さんとのコラボで「ひのとり」や「青のシンホニー」を模した人気のランドセルもあり、電車好きの男の子にとっては、一度は背負って見たくなるカッコよいデザインになっていました。

✳️職人さんの思い。
カザマランドセルの職人さんたちは、「お子様とご家族一人ひとりの思いや願いをカタチにすること」を最も大切にしておられます。

お客様への寄り添い。

ランドセルは一生に一度の宝物だからこそ、様々な思いが込められていることを理解し、その一つひとつの思いに応えたいという情熱を持っておられます。

70年以上の歴史で培われた熟練の技術と、日々高め合う技術力によって、安全で使いやすく、型崩れのしない高品質なランドセルを追求されています。

その一端に、夜間でもライトに反射する技術が施され、安心、安全に配慮された、まさに、行き届いた寄り添い方の数々に敬服しました。

お子さん達にも、その体験もさせてもらいました。

手作りの温かさ

機械任せにせず、職人さんが手間をかけて丁寧に作ることで、ランドセルに温かみを吹き込み、長く愛される製品を生み出されています。

強度と耐久性を追求し、万が一の故障の際も6年間修理保証付きで対応することで、子どもたちが安心して小学校生活を送れるようサポートしたいという思いがあり、伝統的な職人技と最新技術を融合させ、「みんなの思いを、背負ってつくる。」という理念のもと、一つひとつ心を込めてランドセルを作り続けられています。

全国から高く評価されている理由がよくわかりました。

そして、見学の締めくくりには、なんと! 

実際にランドセルに使われている人工皮革「クラリーノ」を使って、キーホルダー作りに挑戦!

子どもたちは、カラフルな革を選び、キーホルダーを作らせて頂きました。素敵な思い出として大切にしたいですね。

今回の訪問を通して、ランドセルには、たくさんの人の想いや技術が詰まっていることを実感しました。スタッフも子どもたちも、学びと感動に満ちたとても貴重な一日となりました。

カザマランドセルさん有難うございました。

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