みつばちの運動施設では、卓球を楽しみました。
卓球台の周りには、順番を待ちながら興味津々に試合を見ている子、思わず体を揺らして応援している子、そして実際にラケットを持ってプレイに集中する子。



最初はボールがうまくラケットに当たらず、思わず「あ〜!」と悔しがる姿もありましたが、スタッフが優しく声をかけたり、「ナイスチャレンジ!」と励ましたりする中で、子どもたちは、かっこよいフォームでラケットを構え、ラリーを楽しんでいました。

ボールが数回続いただけでも感激で、「やった!」「今のすごかった!」と歓声があがり、お互いに笑顔を交わす様子が見られました。
中には、じっくりとスタッフと向き合って、ボールの打ち方やラケットの握り方を繰り返し練習している子もいました。ラケットを握る手に少し緊張が見えながらも、「もう一回やってみる」と自分から言って挑戦する姿が印象的でした。
卓球台は複数あり、自由な雰囲気の中でそれぞれのペースに合わせて活動が進められています。







「うまくできない」ことに対しても焦らずに取り組める環境があるため、子どもたちはのびのびと自分の可能性を広げていけます。
卓球は、みつばちでの人気の活動のひとつとして、日々、子どもたちの心と体を育んでいます。
🏓卓球がもたらすメリットをお知らせします。
1.
感覚統合の支援
卓球は、視覚・触覚・運動感覚を組み合わせて行う運動です。発達障害児に多く見られる感覚統合の課題に対して、ボールを目で追い、体をタイミングよく動かすという一連の動作が、感覚の統合を自然に促します。
2.
集中力と注意力のトレーニング
短時間で相手の動きやボールのスピードに反応する必要があるため、集中力を高める練習になります。時間を区切って取り組むことで、注意の持続が難しい子にも適した活動となります。
3.
成功体験による自己肯定感の向上
「当たった!」「続いた!」といった小さな成功体験が、子どもたちにとって大きな自信につながります。できなかったことが少しずつ「できるようになる」ことで、自己肯定感が育まれます。
4.
対人コミュニケーションの機会
卓球は対戦型のスポーツでありながら、勝ち負けを強く意識せず楽しめるため、社会性のトレーニングにも適しています。ルールを共有し、相手とやりとりする中で、自然とコミュニケーション力や協調性を身につけることができます。
5.
身体機能の発達と運動の楽しさ
細かな手の動きやバランス感覚、姿勢の維持など、運動の基礎となる要素がたくさん含まれており、日常生活に必要な運動能力の発達にもつながります。また、楽しみながら身体を動かす経験を重ねることで、「運動=楽しい」というポジティブな印象を持つことができます。