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千住真理子先生をお迎えしての講演会

千住先生をお迎えして講演会が開催されました。

資料添付します

「みつばち児童ファーム」をご利用されている児童の保護者様や、他の事業所の支援者の方々も参加されて、障がいのある子どもたちと性に関する日々の課題への対応について学びました。

最初に性に関するおすすめの書籍が紹介されました。

提供された資料に基づき、性の課題に対する具体的な支援方法が解説され、「サイコロゲーム」と言うやり方では、自己決定や同意を得る方法が紹介されました。

これらから、自分の身体に触れる権利や、「嫌だ」と伝える力を育むことの大切さを学びました。

また、障がいのある子どもたちにとって、家庭や学校とは異なる「第3の場」の持つ意義や、保護者や教員とは異なる「斜めの関係」の支援者の役割にも言及され、さらに、日本における性教育の遅れについて触れられ、ユネスコやユニセフが提唱する「包括的性教育(CSE)」の重要性が強調されました。

包括的性教育とは、身体だけでなく、健康・人権・価値観・暴力と安全・ジェンダー・性の多様性・人間関係・福祉 など、多岐にわたる内容を5歳から18歳まで段階的に学んでいくものです。

日本政府にも、国連障害者権利委員会からCSEの導入が勧告されています。

発達年齢に配慮しつつ生活年齢を大切にし、性を「人権」であり「幸せになる権利」と捉える姿勢が大切である事、自己肯定感や自己決定の力、「快」の体験の重要性も伝えられました。

その他に、身体の名称や役割を知ること、セクシャルハラスメントへの対処法、性に関する質問への真実の伝え方、思春期の変化への理解、性器への関心やセルフプレジャーについての対応、お付き合いや性交渉に関する正確な知識とリスク管理、同意の大切さなど、具体的な支援内容についても詳しい説明もありました。

特に、月経について男子にも伝える意義や、トランスジェンダーの子どもへの理解、緊急避妊ピルや性感染症検査の情報提供の必要性についても触れられていました。

講演終了後には、希望者による昼食会と交流会が開かれ、参加者は日頃の悩みや疑問を共有し、より良い支援の在り方について活発な意見が交換されました。

デリケートな問題だけに、人には中々打ち明けられない内容であったり、日々直面している切実な事柄にも、適切に解答頂き、とても有意義な意見交換になりました。

千住先生有難うございました。

保護者様全員にLINEで今日の資料を送付しておりますので、よければ見てくださいませ。

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