ゴールデンウィークの締めくくりは、橿原の緑豊かな地に佇む昆虫館への知的好奇心を刺激する探訪となりました。
館内に足を踏み入れた瞬間、時空を超えたかのように、地球上の多様な昆虫たちの息吹が目の前に広がります。

整然と並べられた標本たちは、その完璧な造形美と色彩の豊かさで、私たちを静謐な驚きに包み込みます。












カブトムシやクワガタムシの標本も、生命の躍動そのものが伺えます。

お子さんたちは、その逞しい姿を食い入るように見つめ、小さな瞳には探求の光が宿っています。「これはどんな種類かな?」「角がすごい!」そんな声が、館内のあちこちで聞こえてきます。みんなの知的好奇心が刺激されている様子がひしひしと伝わってきました。






中には、昆虫が少し苦手なお友達もいましたが、勇気を出して参加してくれたことに、心からの感謝の念が湧き上がります。








新たな世界に触れることへの一歩は、きっと大きな成長に繋がるでしょう。
そして、圧巻は放蝶温室です。




足を踏み入れた瞬間、そこは楽園と化し、ハイビスカスをはじめとする亜熱帯の植物が鮮やかに咲き誇り、その間を縫うように、優雅な姿のチョウたちが舞い踊ります。




特に、ひらひらと空を舞う日本最大のチョウ、オオゴマダラの堂々とした姿は、まさに自然の芸術。










その優雅な飛行は、私たちの心を奪い、時間を忘れさせるほどの美しさでした。子どもたちは、手を伸ばし、その美しい翅の輝きを追いかけていました。
この日の体験を通して、図鑑でしか見たことのない昆虫たちの息遣いを間近に感じ、自然の奥深さと生命の尊さを肌で感じる事ができた貴重な体験になりました。又、公共の場で、周囲に迷惑をかけないように楽しむための、マナーやルールがあること、社会性を育む大切な機会となりました。みんなと協力し、感動を分かち合う中で、気持ちの絆はより一層深まったことと思います。
これからも、好奇心や興味に繋がる事から、安心、安全で、心豊かに成長できる療育の提供をしてまいります。
スタッフ一同でしっかりとサポートしてまいりますので宜しくお願いします。
✳️昆虫館見学
【めあて(目的)】
- 自然や生き物への関心を深めること: 昆虫とのふれあいを通して、小さな命の尊さや、自然界に秘められた驚きや不思議さを発見してもらいたいと考えています。
- 社会体験を広げること: 公共の施設を利用する際のマナーやルールを学ぶことで、社会性を育んでいきます。
- 集団行動の練習: 友達と一緒に活動することで、互いに協力し合い、円滑なコミュニケーションを図る力を養います。
- 感覚刺激や好奇心の促進: 生きている昆虫や様々な展示物を実際に目にすることで、五感を使いながら豊かな体験をし、知的好奇心を刺激します。
✳️メリット
注意力や観察力が養われる: 昆虫の動きや形、色といった細かな特徴に意識を向けることで、集中力や観察眼が向上します。
成功体験を積める: 興味関心を持って活動に取り組む中で、「できた!」という達成感を味わうことができます。
保護者との話題づくりになる: お子様が家に帰ってから「今日、こんな昆虫を見たよ!」などと、体験したことを保護者の方に話しやすくなり、親子のコミュニケーションを深めるきっかけになります。
学習と遊びを両立できる: 楽しい活動を通して、知識が自然と身につきます。
みつばち児童ファームは、楽しい活動から自然体で無理なく学びができる事を目指しています