今日の療育施設は推理でパズルでした。
思考力、読解力や集中力、問題解決力、認知力、非認知力等、様々に培える良い訓練として推理でパズルをしています。
文章問題が苦手なお子さんでも、推理パズルなら楽しんで出来るかも知れませんね。一年生のお友達もすごく頑張っています。

あらあら、絵がバラバラになっちゃっていますね!パズルを組み立てて、全部で何人の人が写っているか数えてみましょう。
それぞれのピースをよく見て、どこにくっつきそうか考えてみてください。頭や体、足の形をヒントにすると良いかもしれませんね。
全部のピースが合わさったら、そこに写っている人の数を数えて、空いている四角の中に数字を書いてください。頑張ってください!

この絵の中から、お母さんを探します。
お母さんの特徴が書かれていますよ。
- まいごの女の子のお母さん
- 赤いエプロンをしている
- 青いズボンをはいている。
この3つの特徴を頼りに、絵の中にいるお母さんを見つけて、丸で囲んであげてください。どこにいるかな?じっくり探してみてくださいね。

なるほど、左のページは「でぐちのカギはどれ」、右のページは「きんこのカギはどれ」という問題です!
左のページ(でぐちのカギ)
お化け屋敷の「でぐち(出口)」の絵に合うカギを選ぶようです。
- でぐちのドアには、丸い模様と縦長の模様がありますね。
- どのカギが、このドアの鍵穴に合いそうか、形をよく見て考えてみましょう。
- 見つけたら、そのカギを丸で囲んでください。
右のページ(きんこのカギ)
こちらは金庫のカギを選ぶ問題ですね。 - 金庫には、縦長の鍵穴があります。
- どのカギの先が、この鍵穴に合いそうでしょうか?
- それぞれのカギの形をよく見て、合うと思うものを線で結んでください。
どちらも、カギと鍵穴の形をよく見比べることが大切ですね。頑張ってください!

このページは「犯人をさがして」という問題です。
絵の中にいる人たちが、どんなことを言っているか見てみましょう。
- 左上の女の子:「ひげとメガネの人だよ!」
- 真ん中のメガネをかけたおじいさん:「メガネでほくろがあった。」
- 右上の少し髪の毛が立っている男の人:「ほくろがあって、帽子をかぶっていた。」
これらの3つの証言を組み合わせて考えると、犯人はどんな人でしょう?
3つの証言すべてに当てはまる人がいるはずです。その人を見つけて、上の空いている四角の中に丸をつけてください。
よーく見て、推理してみてくださいね!

今度は「お父さんをあてて」という問題です!
女の子が「これがお父さんのとくちょうだよ」と言っています。その特徴をメモから見つけて、当てはまるお父さんを見つけましょう。
メモには、お父さんの特徴がいくつか書かれていますね。
- めがねをかけている。
- ぼうしはかぶっていない。
- ネクタイをしている。
- かばんをもった人のとなりにいる。
- ひげの人のとなりにいる。
この5つの特徴をすべて満たしているお父さんは、絵の中に何人いるでしょうか?
上の段と下の段にたくさんの人が描かれていますから、一人ひとりメモの特徴と照らし合わせて、当てはまるお父さんを見つけて、指さしてみてください。見つかったら教えてくださいね!

このページは「ねこをさがして」という問題ですね!
探偵の男の子が、ねこの特徴を教えてくれていますよ。
- 「リボンをしていない。」
- 「ちゃいろと しろの しまもよう。」
この2つの特徴に当てはまるねこは、絵の中に何匹いるでしょうか?
公園のあちこちにねこがいますね。それぞれのねこをよく見て、リボンをつけていないか、そして茶色と白のしま模様かどうかを確認してみてください。
見つけたら、そのねこを丸で囲んであげてください。全部で何匹見つかるかな?

あら、かわいい犬たちの絵です!
男の子が「ぼくの犬はちゃいろで、みみがたれているよ。」と言っていますよ。
どの犬が男の子の言っている犬か、わかりますか?












✳️推理パズルに取り組むメリットを簡単に説明したいと思います。
- 論理的思考力: パズルの手がかりを整理し、矛盾がないか確認しながら解き進めるうちに、筋道を立てて考える力が養われます。
- 問題解決能力: 複雑なパズルを解く過程で、様々な試行錯誤を繰り返します。この経験を通して、困難な問題に対して諦めずに解決策を探る力が身につきます。
- 空間認識能力: 図形や位置関係を把握するパズルに取り組むことで、空間的な情報を認識し、イメージする力が向上します。
- 記憶力: パズルの情報を一時的に記憶したり、以前の試行錯誤を思い出したりする過程で、短期記憶や長期記憶が鍛えられます。
- 柔軟な思考力: 一つの考え方にとらわれず、様々な角度から問題を見ることで、固定観念にとらわれない柔軟な発想力が育まれます。
- 持続力・忍耐力: 難しいパズルを解ききるには、時間と根気が必要です。この経験を通して、目標達成に向けて粘り強く取り組む力が養われます。
- 達成感・自己肯定感: 難しいパズルを解けた時の達成感は大きく、自己肯定感を高めることにつながります。
このように、推理パズルは単に楽しむだけでなく、様々な認知能力や非認知能力を総合的に高める効果が期待できると言えるでしょう。