今年のJAの習字課題を初めて半紙で書いてみました。昨年までは半切で書いていましたので文字のバランスが取りやすかったのですが、難しい半紙にもお子さん達はおくすることなく頑張りました。
全く始めての経験されたお友達も、楽しんで書いていましたね。
毎年提出しているお友達は慣れたもので、ひたすら集中して納得出来るまで書いて仕上げていた処に成長を感じます。
「お習字が大好き」と言って課題とは別の文字にも挑戦され、一年生ながら漢字をたくさん覚えている事を披露してくれましたね。
お家に持ち帰りましたので、しっかり褒めて上げてほしいです。作品は、夏休みの課題作品として学校に提出して下さればとおもいます!
ここで書道の歴史について少し触れてみたいとおもいます!
中国から伝わったと言う事は皆さん既に周知の通りですね。
篆書(甲骨、金文、大篆、小篆)隷書、草書、行書、楷書の順に五書体が成立しました。楷書が最初に成立したと思いきや最終に成立したようです。
そして以外な事に、楷書ではなく、隷書をしっかり学べば全ての文字に通ずる処があり、文字の基礎になる筆使いがあるようです。
確かに楷書、行書、草書にも隷書の筆法が用いられています。まず書道を上達するには隷書からと言うのがよく理解できます。
中国で有名な書家の代表といえば、なんと言っても王羲之です。
東普時代の政治家、書家でもあった王羲之が新しい技法ですぐれた功績を残し書聖とよばれるようになり、唐の皇帝大宗及びその他に多くの書家にも影響を与えたと言われています。日本にも空海が中国から持ち帰り広く伝えた話は有名ですね。
王羲之の書の筆勢は、「ひときは威勢がよく、竜が天門を跳ねるが如く、虎が鳳闕に臥すが如し」と評されています。
古典にも触れて文字の奥深さを学ぶのも良いかもです。