今日の療育施設では、みんなで「迷路」を使ったビジョントレーニングをしました。
一口に迷路といっても、種類はさまざま。
今回は学年や個々のお子さまのレベルに合わせ、小さなお子さまにはシンプルなもの、



高学年のお子さまには線が入り組んだ少し複雑で難しいもの(冷蔵庫やお寿司の迷路など!)を提供しました。


みんな「ゴールするぞ!」と集中して取り組んでくれましたよ。
さて、実はこの「迷路」、単なる遊びではなくビジョントレーニングとして非常に多くのメリットがあるのをご存知でしょうか?
今回は、迷路に取り組むことで育つ「3つの力」についてご紹介します。
- 眼球運動のトレーニング(追従性眼球運動)
迷路の道を目で追う動きは、「追従性眼球運動(ついじゅうせいがんきゅううんどう)」の良いトレーニングになります。
これは、動いているものを目で滑らかに追ったり、線の繋がりを目で追ったりする力です。この力が育つと、「本を読むときに行を飛ばさずに読む」「板書をスムーズに書き写す」 といった学習の基礎力向上につながります。 - 先を見通す力と周辺視野(跳躍性眼球運動)
迷路をうまく進むためには、ペン先だけを見ていては行き止まりになってしまいます。「こっちに行くとどうなるかな?」と、少し先を目で見て確認する動きが必要です。
これは、視線をパッと動かす「跳躍性眼球運動(ちょうやくせいがんきゅううんどう)」や、全体を広く見る力の練習になり、「文章を塊で捉えて読む速さを上げる」「ボール遊びで味方の位置を把握する」 ことなどに役立ちます。 - 目と手の協応(協調運動)
「目で見た通りに手を動かす」力です。迷路の壁にぶつからないように線を引くには、目の情報に合わせて指先を細かくコントロールする必要があります。
これは、「枠の中に文字を収めて書く」「ハサミを線通りに使う」 といった、手先の器用さにつながる大切なトレーニングです。
楽しみながら集中力もつき、学習の土台となる「見る力」も育つ迷路。
ご家庭でも、新聞や雑誌、無料プリントなどの迷路を見かけたら、ぜひお子さまと一緒にチャレンジしてみてください。
- カボチャやアヒル: 線が太めで、低学年やビジョントレーニング初期のお子さんが「目で追う」感覚を掴むのに最適です。


- 冷蔵庫やお寿司: 線の密度が高く、「図地弁別(ごちゃごちゃした背景の中から必要な線を見分ける力)」の高度なトレーニングになっています。






