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『カラオケ』🎤声を出して楽しむ力を養います。

カラオケで楽しそうに歌う姿から、お子さんの「声を出して反応を楽しむ力」が育っているのが分かりますね。


「マイク以外」で、かつ「家庭で遊びながら」発語の基礎(呼吸、口の筋肉、模倣する力)を育てる道具はたくさんあります。100円ショップなどで手に入る身近なものから、少しユニークなものまで、「吹く」「聞く」「なりきる」の3つのカテゴリーに分けてご紹介します。

  1. 口周りの筋肉と呼吸を鍛える「吹く」おもちゃ
    言葉を話すには、「唇をすぼめる」「息を長く吐く」という力が必要です。これらは遊びの中で自然に鍛えられます。

✴️吹き戻し(ピロピロ笛)

効果: 息を強く吹かないと伸びないので、腹式呼吸と口輪筋(口の周りの筋肉)の良い筋トレになります。

遊び方: 「どれだけ長く伸ばせるか競争」をすると盛り上がります。

✴️シャボン玉(特にストロータイプ)

効果: 「フーッ」と優しく長く息を吐くコントロールが必要です。「パ行」や「バ行」の発音の基礎になる唇の動きを促します。

✴️ラッパや笛(ハーモニカなど)

効果: 音が出ることで「自分の息が音になる」という因果関係を学べます。

ポイント: 吸っても音が出るハーモニカは、呼吸の切り替え練習に最適です。

✴️卓上ピンポン(ストローとティッシュ)

遊び方: 丸めたティッシュをテーブルに置き、ストローで息を吹きかけて相手のゴールに入れます。ゲーム性が高く、夢中で息を使います。

  1. 反応が面白くて声を出したくなる「まねっこ」おもちゃ
    自分の声が返ってくる、何かが動くなど、「声の結果」が目に見えるおもちゃは発語のモチベーションになります。

✴️エコーマイク(電池不要のプラスチック製)

特徴: マイクの中にバネが入っており、話すと声が響いて聞こえます。電池がいらず、いつでも「カラオケ気分」が味わえます。聴覚フィードバック(自分の声を聞く)効果が高いです。

✴️まねっこぬいぐるみ(ミミクリーペットなど)

特徴: 話しかけた言葉をオウム返ししながら動くぬいぐるみです。

効果: 自分が言った言葉がそのまま返ってくるのが面白く、「あー!」などの叫び声から、「おはよう」などの言葉へ自然と誘導されます。

✴️ボイスチェンジャー

特徴: 自分の声がロボットや宇宙人の声に変わります。

効果: 「自分の声が変わる不思議さ」に興味を持ち、色々な声を試そうとして発声量が増えます。

  1. 社会性を育て会話を引き出す「なりきり」アイテム
    「対面で話す」のは緊張しますが、「何かを通して話す」とハードルが下がります。

✴️糸電話(または紙コップ電話)

効果: 耳元で相手の声がダイレクトに聞こえる感覚遊びです。「もしもし」というやり取りの基礎(交代性)が学べます。

ポイント: 長いホース(洗濯機の排水ホースなど)を使って、離れた部屋で話すのも大ウケします。

✴️パペット(手人形)

効果: お子さんと目を合わせず、人形を通して「こんにちは、ボク〇〇だよ」と話しかけると、緊張せずに答えられることが多いです。

遊び方: 人形に「ご飯を食べさせて」と頼み、食べる真似をさせるだけでも立派なコミュニケーションです。

✴️お店屋さんごっこセット(レジスターなど)

効果: 「いらっしゃいませ」「どうぞ」「ありがとう」という決まったフレーズ(スクリプト)があるので、何を話せばいいか分かりやすく、発語の成功体験を積みやすいです。

✴️すぐにできる工夫
わざわざおもちゃを買わなくても、「トイレットペーパーの芯」や「メガホン」を口に当てて話すだけでも、声の響きが変わって子供たちは大喜びします。
お子さんが「自分が出した音や声で、何かが起きた(音が鳴った、お母さんが笑った、ぬいぐるみが動いた)」と感じられることが一番大切です。

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