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躍動感あふれる卓球のひととき 🏓

運動施設では、子どもたちが、ラケットを手に、卓球のラリーに熱中しました。
卓球台を挟んで向かい合い、小さなピンポン球を追いかけるその姿は真剣そのもの。台の近くで構え、飛んでくるボールに素早く反応する俊敏さ、そして正確なコントロールで打ち返す集中力が光ります。


「ポーン、カツン」という小気味良い打球音とともに、ラリーが続きます。

時には惜しくもネットにかかったり、オーバーしたりする場面も見られましたが、それもまた楽しさの一部分ですね。

お友達やスタッフと、イキイキと体を動かし、思わず笑顔がこぼれる瞬間がありました。

特にラリーが続いた時には、その巧みさにスタッフもびっくり‼️

また初めて挑戦したお友達もいました。

出来ないたがらも前向きに取り組んでいる姿は、清々しいものがありました。

新しい活動に挑戦する事が楽しみになり、次々と活動の幅を広げてほしいです。


卓球というスポーツを通して、子どもたちは運動の楽しさと達成感を全身で感じ取り、充実した時間を過ごせるようにと願っています。

✴️卓球をする意義
卓球は、手軽に始められる屋内スポーツでありながら、子どもの心身の成長に非常に多くのメリットをもたらします。

  1. 身体能力の向上
  • 反射神経・俊敏性の育成: 卓球は「反射神経のチェス」とも呼ばれるほど、ボールのスピードが速く、瞬時の反応が求められます。このため、動体視力や反射神経、俊敏性が自然と鍛えられます。
  • 全身のバランス感覚の育成: ボールに合わせて体を素早く動かし、体勢を変化させることで、全身の協調性やバランス感覚が養われます。
  • 基礎体力・持久力の強化: ラリーが続くことで、足腰や心肺機能が強化され、運動が苦手な子でも無理なく基礎体力を向上させることができます。
  1. 認知・精神面の育成
  • 集中力と判断力の向上: 相手のボールの回転や軌道を瞬時に見極め、次の打ち方を判断し、実行に移すというプロセスは、高い集中力と戦略的思考能力を育みます。
  • 自己肯定感・継続力の育成: 初心者でもラケットにボールが当たりやすく、ラリーが続いたときなど、「できた!」という成功体験や達成感を得やすいスポーツです。これが自信や、練習を続ける意欲につながります。
  • 精神的なリフレッシュ: 適度な有酸素運動は、ストレス解消や脳の活性化にも良いとされています。
  1. 社会性の育成
  • コミュニケーション能力の向上: 1対1の対戦形式が多く、対戦相手や練習相手、指導者との自然な交流を通じて、挨拶やマナー、ルールを守る姿勢などの社会性を学ぶ良い機会となります。
    これらの意義から、卓球は子どもたちが楽しみながら、身体だけでなく「考える力」や「心の力」もバランスよく育む、理想的な運動と言えるでしょう。

✴️卓球の起源:19世紀末のイギリスから始まった室内スポーツ

卓球は、19世紀末のイギリスで誕生したとされています。当時のイギリスでは、テニスが上流階級の間で広く親しまれていましたが、雨天や寒い季節になると屋外でのプレーが難しくなってしまいます。そこで、テニス愛好家たちは屋内で代替的に楽しめる方法を模索し、食堂や広間のテーブルを使ってミニチュア版のテニスのような遊びを始めたのが、卓球の始まりとされています。

初期の卓球の様子

初期の卓球は、非常に即興的かつ手作り感あふれるものでした。

  • コートの代わりにテーブルを使用し、中央に置かれた本をネット代わりにしていました。
  • ボールにはシャンパンのコルクの丸い部分やゴム製の球が用いられ、
  • ラケットは葉巻の箱の蓋など、身の回りにあるもので代用されました。

この遊びは当初、「ガーデンテニス」や「室内テニス」とも呼ばれ、上流階級の人々の間で一種の娯楽として楽しまれていました。

「ピンポン」の名前の由来

1900年代に入ると、卓球の道具が次第に改良されていきます。特に重要だったのは、羊の皮を張ったラケットとセルロイド製のボールの登場です。

これにより、打球時に「ピン」、台に当たると「ポン」という音がすることから、「ピンポン(Ping Pong)」という名前が付けられました。この音が印象的だったこともあり、「ピンポン」はすぐに人々の間で親しまれ、卓球は一気に人気を集めるようになりました。

なお、「ピンポン」という名称は、後に商標として登録されたため、正式な競技名としては「テーブルテニス(Table Tennis)」が用いられるようになりました。

現代卓球への発展と国際化

卓球が現在のような競技スポーツとして整備され始めたのは、20世紀に入ってからのことです。1926年には国際卓球連盟(ITTF:International Table Tennis Federation)が設立され、ルールや用具の統一、国際大会の開催などが進められました。この時点で、卓球は娯楽的な遊びから、正式なスポーツ競技へと発展を遂げたのです。

まとめ

卓球は、もともと19世紀末のイギリスで、雨天時などにテニスができない状況を補うための室内遊戯として誕生しました。身近な素材を使った即興的な遊びから始まったこのスポーツは、道具の改良やルールの整備を経て、「ピンポン」として広まり、やがて世界的な競技へと成長していきました。その背景には、遊び心と創意工夫、そして競技としての魅力の両方があったと言えるでしょう。

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