みつばち児童ファームでは、スポンジとエンジェルクレイを使ったスクイーズ作りをしました。



活気と創造的、熱気にあふれていました。
シンプルなスポンジの土台を、ふわふわの粘土と絵の具で自分だけのオリジナルドーナツへと変身させようと、目を輝かせています。













想像力はぐんぐん広がり、作ったのは単なるスクイーズではありませんでした。愛してやまないキャラクターや日頃から大切に思っている物を形にした作品が勢揃い。表情豊かなドラえもんや、にっこり笑うピンクのカービィ、黄色い体に黒い線を描いたミニオン、ポケモン、マイクラ等、カラフルなインスピレーションの宝庫となりました。




















季節感あふれる作品として、オレンジ色で可愛らしい笑顔のハロウィンカボチャドーナツも誕生しました。


最後に、作品にボンドでコーティングを施し、完璧で保護的な仕上げをする工程も、子どもたちは真剣に取り組みました。全員が夢中になり、思い思いの「推しドーナツ」を形作ることに集中していました。
スティックに刺さし一つ一つの完成したドーナツは、その日の楽しさと、生き生きとした創造性を証明する、誇らしい作品となりました。

✴️お子さんがスクイーズを作る意義
主に感覚統合の促進、手先の巧緻性(器用さ)の向上、そして心理的な安定やストレス対処のためのパーソナル的な獲得にあります。
- 感覚統合の促進と落ち着き
スクイーズを握ったり、形を変えたりといった感触遊びは、感覚統合を促す活動の一つです。
- 触覚への刺激と調整: 柔らかい、弾力があるといったスクイーズの感触は、触覚に適切な刺激を与えます。発達障害のお子さんの中には、感覚の過敏さや鈍感さを持つ方がいるため、自分で作った心地よい感触のものを触ることで、感覚を穏やかに調整する手助けになります。
- 集中力の維持・不安の軽減: 握ったり押したりする動作は、不安や緊張が高まった時、パニックになりそうな時、または集中を持続させたい時に、「手持ち無沙汰」を防ぐための自己調整ツール(セルフ・レギュレーション・ツール)として機能します。自分の感覚に集中することで、周囲の刺激(音や人混みなど)から意識をそらし、落ち着きを取り戻しやすくなります。
- 手先の巧緻性の向上と脳の活性化
スクイーズを作る過程は、手や指先を細かく使う練習になります。
- 巧緻性のトレーニング: 材料を混ぜる、形を整える、色を塗るなどの作業は、手や指の運動機能、いわゆる手先の器用さ(巧緻性)を高める良い機会となります。手や指先を動かすことは、「第二の脳」とも言われるように、脳の活性化にも繋がります。
- 工程の理解と実行: 制作のプロセス(手順)を理解し、一つ一つ実行していくことは、計画性や順序立てて考える力のトレーニングにもなります。
- 自己肯定感の向上とパーソナルなツールの獲得
自分で作ったスクイーズは、市販品にはない特別な価値を持ちます。
- 達成感と自己肯定感: 自分で工夫して完成させることで、達成感や自己肯定感を得ることができます。これは、特に成功体験が少ないと感じているお子さんにとって、大きな自信につながります。
- 「お守り」としての機能: 自分で作った、お気に入りの色や形をしたスクイーズは、外出時や学校などでの不安な状況で、安心感を与えてくれる「お守り」のような存在になります。いつでも持ち運び、頼ることができるパーソナルなストレス解消グッズを自らの手で生み出すことに意義があります。