うぁ〜ふわふわの出来立てのお餅はあついね⁉️💦
湯気が黙々と上がります。
毎年この時期、お餅をお子さん達に突き立てのお餅を、実際に見て触れて丸めて頂く作業をおねがいしています。
お餅をつくり、さまざまな方法で食べる体験は、感覚の発達や社会的なスキルを促進する貴重な機会となります。
まず、お餅をつくる過程で得られる柔らかく、温かい、ふわふわした感触は、触覚の刺激となり、子どもたちが自分の体験を通じて感覚を整理する力を養う手助けになると考えます。こうした経験は、感覚過敏や感覚鈍麻などの問題を和らげ、環境に対する適応力を高めることに繋がります。
さらに、お餅を丸めたり、味噌汁に入れて食べたり、砂糖醬油や黄な粉、味付けのりで巻いて頂くことで、味覚や食事に対する興味を広げることができます。
一緒に楽しむことで、社会的なコミュニケーション能力や協力の意識を育むことも可能ですね。
単なる食事の準備にとどまらず、感覚統合や自己管理のスキルを向上させるために重要なステップです。自立支援や社会参加の意識を育むことができ、日常生活における自信を深める貴重な機会となります。
★ここでお餅をつく習慣やお餅を食べる習慣について調べてみました。
日本の古くからの伝統に基づいており、その起源は日本の農耕文化や宗教的な儀式に深く関係しています。
1.お餅をつくる習慣の起源
お餅を搗く(つく)という習慣は、主に「新年」を祝う儀式に関連しています。特に、お餅つきは、農耕社会において「新しい米を収穫したこと」の感謝と、豊作祈願として行われていました。搗いたお餅には、神霊や祖先の霊が宿るとされ、食べることで一年の無病息災や豊作を願う意味が込められていたのです。この習慣は、お正月を迎える準備として、また農作物の収穫と結びつけて行われていました。
2.お餅を食べる習慣の起源
お餅を食べること自体も、古くからの神聖な食文化の一部です。お餅は、米をそのまま食べるよりも保存性が高く、また食べやすく加工された形であり、農業社会において重要な栄養源となっていました。特に、鏡餅やお年賀餅は、神様に供えた後に食べることで、その霊的な力を受け継ぐとされ、食べることが神聖な行為と考えられました。
また、お餅は「生命力の象徴」としても捉えられており、長寿や健康を願う意味も込めて食べられていました。お雑煮やおしるこなど、さまざまな形で食べられるお餅は、日本の伝統的な食文化において重要な位置を占めており、特に新年を祝うために食べられることが多いです。
3.文化的背景
お餅をついたり食べたりする習慣は、日本の地域によっても異なる風習があり、例えば、関東地方では鏡餅を供える風習が強調されている一方、関西地方ではお雑煮に使われるお餅が大きな特徴を持っています。また、年越しや成人式といった節目の行事でもお餅が登場し、人生の重要な瞬間を祝う役割も果たしています。お餅の習慣が日本の農耕、宗教、食文化に深く根ざした伝統であり、それが現代まで続いているということになりますね。