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寄植え

今日は、お正月に向けて寄植えをしました。

日本の伝統文化の松竹梅で格式のある寄植えではありませんが、葉牡丹や、ゴールドクレスト・ウィルマ、ナデシコ、シクラメン、パンジー、テイジ、を植えていきました。

リースはみつばちで作成した物で、幸せをもたらすとされる「年神様」のご加護が迎えらるようにと飾りつけしました。

最初にスタッフの先生から今日の寄植えの花の説明がありました。

🎍葉牡丹

キャベツのような形で、寒くなると中心部が、白、ピンク、紫と発色します。江戸時代に食用として渡米したが、苦く不味いことから、観賞用として用いられるようになりました。今では、おめでたい瑞花として吉祥のモチーフであり、幾重にも重なる葉は、吉事が重なるとし、お正月花として重宝されています。

🎍シクラメン

シクラメンは、冬の寄植えの定番になっていて、華やかで花壇を彩る花として、人気があり、上品な雰囲気を持ち合わせている為、クリスマスなどの他にお正月にも植えられています。日当たりと涼しさを好み、10度ぐらいの適度な温度管理が大切になり、美しい花を咲かせる要因にもなります。

🎍ゴールドクレスト

幅広くポピュラーなコニファー(針葉樹)で、日本の気候にもとても適合し、20mぐらいの大木に成長します。柑橘系の芳香があります。枯れる事なく代々栄えると言って縁起が良いとされています。

🎍パンジー

パンジーは、ヨーロッパが原産とする一年草で、寒さに強く、色合いも豊富で、丈夫、育てやすい事から冬の寄植えには定番になっています。

🎍テイジ

テイジは太陽の目を意味し英語のDay’sデイズに由来するらしいです。お日様のような花を咲かせ、長く楽しめるのが魅力です。

🎍ナデシコ

ナデシコは、花が小さく愛らしいことから、かわいい子供を撫でていつくしむ花ということでその名がついたといわれています。冬場にも強く、根もはっていくので、ゆったりと植えたい。

寄植え

1,最初に植木鉢の下部に小石を引き詰めてから花の腐葉土を7分目まで入れていきました。

2,次に中心になるゴールドクレストと葉牡丹、シクラメンを入れていきました。

3,最後にリースと凧を飾りつけました。

お正月に寄せ植えをする習慣は、日本の伝統文化と自然を尊ぶ精神から発展したもので、特に新年を迎える際の縁起物としての意味合いが深く関係しています。この習慣は、古くからの日本の風習や美意識に根ざしたもので、いくつかの要因が背景にあります。 

🎌松竹梅などの縁起物の文化

日本では、お正月に門松や、しめ飾りなどの縁起物を、飾る風習があります。これらは神様(年神様)を迎えるための準備とされ、松や竹、梅といった植物は、長寿や繁栄を象徴します。寄植えにこれらの植物を取り入れることで、新年の幸福や繁栄を祈る意味が込められています。

🎌盆栽文化や庭園文化の影響

日本には、自然を小さく美しく再現する盆栽や、庭園文化があり、植物を組み合わせて飾ることへの美的感覚が培われてきました。この影響が、寄植えにも反映され、季節の植物を組み合わせて飾ることで、新年の訪れを祝う形式が、広がったと考えられます。

🎌季節の植物を活かした暮らし

日本は四季が明確で、それぞれの季節に特有の植物があります。お正月には、冬の季節に合わせた植物(例えば南天や千両、葉牡丹など)が選ばれ、これらの植物が寄植えの素材として使われるようになりました。これにより、冬でも自然を感じられる空間を作ることができます。

🎌近代以降のガーデニングの文化の普及

明治以降、西洋のガーデニング文化が日本に取り入れられ、寄植えのスタイルも進化しました。特に昭和以降、一般家庭でもプランターや鉢植えを使った寄植えが広がり、現代ではお正月飾りの一環として人気を集めています。

お正月に寄植えをする習慣は、神様を迎えるための縁起物としての文化、自然を尊ぶ日本の伝統、そして近代のガーデニング文化が融合したものと言えます。季節感や縁起の良い植物を取り入れることで、新年に良いスタートを切るという思いが込められています。

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