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青木松風庵月化粧ファクトリー工場見学

今日は、「和の心」「高品質なものづくり」を理念に、日々お菓子づくりに邁進しておられる『青木松風庵月化粧ファクトリー』さんに出向きました。

看板商品の白餡にバターと練乳を入れた、みるく饅頭、宇治抹茶の伊右衛門、小豆餡の月化粧などの製造過程を見る事が出来ました。 

和菓子の製造過程を直接見ることで、素材や製法に対する信頼感が高まる事、

実際に「月化粧」がどのように作られているのかを目の当たりにできるため、製品に対する理解が深まりました。

又、見学を通じて、青木松風庵が大切にしている「和の心」や「高品質なものづくり」の理念が実感できました。

特に、伝統と革新のバランスが体験を通して理解しやすくなっています。

  1. 月化粧の製造ライン見学
    製造工程をガラス越しに観察できます。生地の形成から焼き上げ、個別包装まで、細かい工程がわかるため、職人技や最新の製造技術に触れられるのが魅力です。

工場の紹介ビデオ
工場の理念や歴史、青木松風庵の商品作りにかける思いを紹介する映像を視聴できました。

試食タイム
工場直送の出来立ての温かい新鮮な「月化粧」も試食できました。

これは美味しかったです。やっぱり現地でなければ味わえない、口当たりがふわふわで優しく絶妙でした。

見学後には、直営店でしか購入できない限定商品や個別で好みの商品だけの購入もできたのも良かったと思います。

一昔前まで、使われていた道具も公開されていました。家庭では、今も使われている道具がありますね。一つひとつ手作業で、丁寧に作られていた事が伺えます。

⭐️ここで和菓子の由来や歴史について調べてみました。

和菓子(わがし)は日本の伝統的なお菓子で、その歴史は非常に古く、日本の食文化や宗教、海外との交流などによって発展してきました。和菓子の歴史について調べてみました。

  1. 古代(縄文時代~奈良時代)
    起源:
    和菓子の原型は縄文時代にさかのぼります。この時代、人々は木の実や果物、植物の根などを食用としていました。これらは自然の甘味を楽しむ最初の形態といえます。
    「餅」の誕生:
    弥生時代には米が主食となり、蒸した米をつぶして作る「餅」が登場しました。これが和菓子の起源の一つとされています。
    仏教の影響:
    奈良時代に仏教が広まると、仏教儀式用に使用される「団子」や「煎餅」などが作られるようになりました。
  2. 平安時代(794年~1185年)
    唐菓子の伝来:
    唐(中国)から「唐菓子(からくだもの)」が伝わり、日本の和菓子文化に影響を与えました。これには、蜜で味付けした菓子や揚げ菓子が含まれていました。
    貴族文化と和菓子:
    平安時代は貴族の文化が発展し、宮廷では煮たり蒸したりして作る「果子(かし)」が登場しました。この時代の和菓子は、見た目の美しさや季節感を重視していました。
  3. 鎌倉時代~室町時代(1185年~1573年)
    茶の湯の発展:
    鎌倉時代、中国から抹茶の飲用文化が伝わり、それに合わせて和菓子が発展しました。「茶菓子」という言葉が生まれ、この頃には団子や餅、煎餅などが一般的になりました。
    砂糖の伝来:
    室町時代にポルトガルや中国から砂糖が伝わり、これが和菓子作りに革命をもたらしました。砂糖は高価だったため、主に武士や貴族の間で使用されました。
  4. 江戸時代(1603年~1868年)
    和菓子の黄金期:
    江戸時代は和菓子が大きく発展した時期です。砂糖の生産が増え、一般庶民にも和菓子が広まりました。
    新しい技術と種類:
    江戸時代には、羊羹(ようかん)、最中(もなか)、練り切りなどの和菓子が誕生しました。また、季節や行事に応じた和菓子が作られるようになり、現在のような「四季を表現する文化」が定着しました。
    街の菓子屋の普及:
    菓子職人が多く現れ、各地で地域ごとの特色ある和菓子が作られるようになりました。
  5. 明治時代以降(1868年~現代)
    洋菓子の影響:
    明治時代に入り、海外から洋菓子が伝わると、和菓子にもその技術や素材が取り入れられるようになりました。たとえば、小豆餡にバターを加えた「バターどら焼き」などがその例です。
    戦後の変化:
    第二次世界大戦後、和菓子の生産技術が向上し、工場での大量生産が可能になりました。一方で、伝統的な手作りの和菓子も高級品として価値を保っています。
    現代の和菓子:
    現在では、和菓子は日本国内だけでなく、海外でも人気があります。伝統的なものから現代風にアレンジされたものまで、さまざまな種類が作られています。
    和菓子の特徴
    四季を表現する美しさ
    和菓子は季節感を大切にし、桜や紅葉などを模したデザインが特徴です。
    自然の素材を活用
    餡(あん)や餅、寒天など、自然由来の材料が多く使われます。
    行事との結びつき
    お正月、ひな祭り、端午の節句など、日本の伝統行事に欠かせない存在です。

和菓子の歴史は、日本の文化や生活の移り変わりと深く結びついており、その繊細な美しさと味わいが、時代を超えて愛され続けています。

青木松風庵月化粧の和菓子は、古来の日本の伝統も受け継がれながら、尚も現代の若者をはじめ多くの人々の好みにあう和菓子を作り上げたと言っても過言ではありませんね。

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