療育施設では2日間にわたり
ミシン縫いでお弁当袋づくりをしました。
一針一針ミシンの音がリズムよく刻まれていきます。
慎重に、真っ直ぐに縫い付けるのは、難しい作業ですが、スタッフの先生にミシン操作の丁寧な説明を受けていました。
日頃、ミシンを使う事も珍しく、雑貨や洋服など手作りすることも殆どなく、お店にいけば、気に入りの品が手軽に手に入ります。
とは言うものの、手作りの品には、作り手の気持ちや想いが一杯詰まっていて、ふたつとない大切な物です。
上手く縫えなかった。糸が切れて丸まったり、引っ張ったりで大変だった。形がいびつになり、美しくできなかったという反面、柄や色合いの配色が上手くいった、好みの大きさに仕上げる事ができた等、良い事も沢山あります。
試行錯誤しながらもよく頑張りました。
手順
1.最初に布地を選んでもらいました。
2.裏と表布地を縫い合わせました。
3.2枚を中表にして縫い合わせました。
4.各両端の1センチ内側を縫い付けていき、表に返していきました。
5.表布の底の部分を縫い付けてステッチをかけました。
6.紐通し部分にもステッチをかけていきました。
お子さんの中には日頃お世話頂くお母さんに感謝の気持ちを伝えたいから、「お母さんにプレゼントする」と 言われて可愛らしい蝶々柄を選ばれて丁寧に仕上げていました。優しい気持ちが伝わり、スタッフも胸が一杯になりました。
男子の中にも蝶々柄が好きだから、「僕が使うよ」と、ニコニコ笑顔で応えてくれました。
女子は「ハート柄がいい、可愛らしいから」と迷わず選んでいました。
男子は自分用に宇宙柄を選んでいました。
最後は、紐通しをして完成です。
一生懸命作ったお弁当袋にお弁当を入れてみつばちに持って来てね。
スタッフも楽しみにしています。
夏休みに朝早くから、お弁当を作りをして、みつばちに送り出して下さる、お父さん母さんにお礼申し上げます。
ありがとうございます。
★今回ミシン縫いを体験しましたが、沢山のメリットがあります。
お知らせします。
- 集中力の向上: ミシン縫いは細かい作業を伴い、注意を集中させる必要があります。これにより、集中力や注意力の向上が期待されます。
- 手先の器用さの向上: ミシンを操作することで、手先の器用さや細かい動作の調整力が鍛えられます。
- 達成感と自信の向上: 自分で作品を作り上げることで、達成感を得ることができます。この経験が自己肯定感や自信の向上につながります。
- 問題解決能力の向上: ミシン縫いには計画や段取りが必要であり、問題が発生した場合にそれを解決するスキルも養われます。
- ストレスの軽減: 手作業にはリラックス効果があり、ストレスを軽減することができます。ミシン縫いも同様に、集中して作業に取り組むことでリラクゼーション効果が期待できます。
- 創造力の発揮: デザインや素材選び、色の組み合わせなど、創造的なプロセスを通じて創造力を発揮する機会となります。
- 社会性の向上: グループでミシン縫いの活動を行う場合、他の子どもたちとのコミュニケーションや協力の機会が増え、社会性の向上につながる可能性があります。